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【世界!健康の歩き方 ダイエットの噂】カメルーンの食べると痩せる食べ物ブッシュマンゴーって?ほんとうにダイエットに効果ある?

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  1. 世界健康の歩き方
  2. ダイエットの噂 食べると痩せる食べ物とは
  3. 健康情報の真偽を確かめる
    1. カメルーンの「太っている人がいない村」は本当?
    2. マンゴーが体重減少のために伝統的に使われているという論文
    3. アフリカでよく食べられるオグボノ
    4. ブッシュマンゴーを使った煮込み料理を毎日のように食べる
    5. この村ではBMIは標準または痩せ型がほとんど
    6. 都市部ではかなり肥満が多い
    7. 痩せる原因は運動、睡眠、遺伝など様々
    8. この村での日常的な運動量は摂取カロリーより多い
    9. ブッシュマンゴーは太る、痩せるには別に関係ないのではないか
    10. ブッシュマンゴー 実の部分は捨てて種の方を使う
    11. ブッシュマンゴーの種は食物繊維とポリフェノールが豊富
    12. ポリフェノールと食物繊維の組み合わせに関するハーバード大学の研究
    13. ポリフェノールや食物繊維が特に多く含まれている果物は体重の減少効果が期待できる
    14. りんごを毎日100~140g多く食べる人は体重の増加が抑えられた
    15. 肥満治療の現場でもお菓子を果物に置き換えたりして効果を出している
    16. 食物繊維のおかげで低カロリーでも満腹感を得られる
    17. ポリフェノールが脂肪細胞の燃焼を促す
    18. エネルギー消費と摂取のバランスを取ることが重要
  4. アフリカンマンゴーまたはブッシュマンゴーの「種」は食物繊維とポリフェノールが豊富
    1. 古くからカメルーンで薬草として使われてきた
    2. 実はマンゴーに似てジューシーで甘いフルーツ
    3. 食用のタンパク質が豊富な種ができるアフリカンマンゴー
  5. アメリカの人気テレビ番組でダイエットサプリとして紹介され話題になった
    1. アフリカンマンゴーの種の抽出物を使ったサプリが売り切れに
    2. カメルーンの大学でアフリカン・マンゴーによる体重減少の研究がされていた
      1. 実験1
      2. 実験2
  6. アフリカン・マンゴーは食物繊維が豊富
    1. アフリカンマンゴーの種のダイエット効果に疑問を寄せる声もある

世界健康の歩き方

2024年11月7日木曜日にNHKで「カラダのウワサ検証バラエティ 世界!健康の歩き方」という番組が始まります。

「取説ショー」という番組の枠が、どうもリピートばっかりしているのでネタ切れなんでしょうね。

ダイエットの噂 食べると痩せる食べ物とは

また民放でもやっていそうな感じの内容になっていますが、とりあえず第1回目のお題は「ダイエットのウワサ!」。1つ目の検証する噂は「アフリカのカメルーンで発見した「食べると痩せる食べ物」ということです。

もう一つのお題のアメリカで流行中の遺伝子検査ダイエット!日本でのおすすめ3選はこちら

健康情報の真偽を確かめる

様々なダイエット情報がありますが、どれを信じたらいいのでしょうか。健康情報の真偽を確かめて役立つ知恵を探り出します。

カメルーンの「太っている人がいない村」は本当?

中央アフリカ、カメルーンでは太っている人がいない村があると聞いたので、本当かどうか確かめに行きました。食べるだけで痩せるという伝統料理を紹介してもらいました。この噂は本当なんでしょうか。

NHK解説員の吉川美恵子さんです。健康番組を長年作ってきたので、正しい情報を確認したいということです。

マンゴーが体重減少のために伝統的に使われているという論文

ブッシュマンゴーの民族、薬理学的意義のレビュー、その歴史と治療の可能性の解明という論文があります。マンゴーが体重減少のために伝統的に使われていると期待されています。Yassmin RaaFAT Hassanらの研究で、ジャーナル・オブ・エスノファーマコロジー2024掲載です。

1ヶ月で5〜6%体重減少しました。例えば、60キロの人だと3キロも痩せたということです。しかし、論文になっているからと言って信頼できる情報なのかというと、そういうわけではないそうです。

アフリカでよく食べられるオグボノ

カメルーン東部のルボスケ村に行きました。150人ほどが住んでいますが、確かに太っている人はいなさそうです。アフリカでよく食べられるオグボノを食べます。まずはオグボノについて調査を始めました。アポリネル・アンバサさんが普段からよく食べています。この時期は毎日食べているそうです。他の時期にも食べられるようにオグボノの食材を保存もしています。

ブッシュマンゴーを使った煮込み料理を毎日のように食べる

マンゴーをソースに使って肉や魚を煮込みます。まんまるじゃがいものような形ですが、中に種が入っていますね。ブッシュマンゴーと呼ばれるものです。大きな魚を切ったり、肉を切ったりして煮込みます。ブッシュマンゴーで煮込めば、肉でも魚でもオグボノです。味は鯖の味噌煮のような感じです。粘り気があって、納豆汁のような感じです。ブッシュマンゴー、塩、ガーリック、ブラックペッパー、唐辛子、オニオン、ジンジャーなどが入っています。

この村ではBMIは標準または痩せ型がほとんど

こちらの村人の方はみんな本当に痩せているんでしょうか。BMIで標準体重は18.5から25、肥満は30以上となります。BMIが高いと高血圧、糖尿病、癌などのリスクも上がります。25歳から61歳の男女14人に協力してもらいました。皆さんBMIが18.4、60歳で子供を5人育てたという女性の方もBMI19.1。標準または痩せ型がほとんどです。体重が多いという方も25台です。

都市部ではかなり肥満が多い

しかし都市部ではかなり肥満が多くなっています。男性の1/4、女性のほぼ半数がBMI25以上になってしまっていますね。この村の平均のBMI20.1はかなり低いです。また、肥満の人も1人もいませんでした。100人ぐらいの人もほとんど痩せている人ばかりです。

痩せる原因は運動、睡眠、遺伝など様々

しかし、痩せる原因は運動、睡眠、遺伝など様々なものが考えられます。運動量が多ければ痩せますので、24時間の歩数から消費カロリーを推定します。24時間のうち、夜の22時から4時までは森の罠を見守りに行きます。また、平日の昼の10時から12時までは魚を取りに行きます。大きなナマズ。24時間で24,000歩歩きました。基礎代謝が1150kcal、歩数からのカロリーが最低720kcal、消費が1870kcalと考えられます。身長体重などから計算します。

この村での日常的な運動量は摂取カロリーより多い

実際、食事はどんなものでしょうか。朝食は白ご飯です。お米にオイルを入れて炊いたものです。ご飯を鍋に入れて床に置いたままスプーンで食べます。ご飯2杯だけ食べました。604kcalです。夕食はオグボノで、罠にかかったネズミのオグボノです。村の名物、芋の仲間のキャッサバと一緒に食べます。うさぎの肉でカロリー数を計算すると712kcalでした。全部で1316kcalです。消費カロリーに比べると550kcal少なかったんです。

ブッシュマンゴーは太る、痩せるには別に関係ないのではないか

毎日こういう食生活日常生活なので、ブッシュマンゴーは太る、痩せるには別に関係ないのではないかということが分かりました。アメリカ国立衛生研究所によると、ブッシュマンゴーについてはわずかな臨床試験のみで、参加した被験者も少ない。大規模な研究がないとブッシュマンゴーが体重減少に影響するかどうか分かりません。

ブッシュマンゴー 実の部分は捨てて種の方を使う

いろんな人に聞いたところ、実の部分は捨てて種の方を使うということが分かりました。そしてこれを種をすりつぶしていくとネバネバが生まれることが分かりました。

カメルーンの研究家で植物に含まれる栄養成分を研究するガブリエル・アグボールさんに相談しました。栄養成分を研究する第一人者です。種に何が含まれているのか、どんな成分が含まれているのかを聞いてみました。

ブッシュマンゴーの種は食物繊維とポリフェノールが豊富

ブッシュマンゴーの種には食物繊維が豊富に含まれている。さらにポリフェノールもたくさん入っているとのことで、これらの成分は減量に寄与することが考えられるということです。

ポリフェノールと食物繊維の組み合わせに関するハーバード大学の研究

このポリフェノールと食物繊維の組み合わせに関する調査で、研究者などから注目されていた研究がいくつかありました。一部のポリフェノールの食事からの摂取量と体重維持に関する米国の男女12万4086人を対象とした3つの前向きコホート研究「最大24年間追跡」という論文と、炭水化物の摂取量の変化と長期的な体重変化の関連性「前向きコホート研究」という論文です。どちらもハーバード大学の研究です。

特定のポリフェノールを多く含む食品の摂取は体重維持に役立つかもしれない、1日あたり食物繊維の摂取量が増えると体重増加が抑えられると述べています。

ポリフェノールや食物繊維が特に多く含まれている果物は体重の減少効果が期待できる

大阪大学准教授の村木勲さんに聞いてみました。果物の中でポリフェノールや食物繊維が特に多く含まれているものは体重の減少効果が期待できるのではないかと考えられます。大きな効果が得られているということです。すごく身近なもので効果があるというのは嬉しいですね。

りんごを毎日100~140g多く食べる人は体重の増加が抑えられた

2015年にハーバード大学で発表された論文では、アメリカ人13万3000人、25歳から72歳の食生活と体重変化を4年間かけて調査しました。全体の平均を取ると体重は4年間で1.5kg増えました。しかし、りんごを毎日100~140g多く食べる人は体重の増加が約2/3程度に抑えられていました

肥満治療の現場でもお菓子を果物に置き換えたりして効果を出している

日本肥満症予防協会副理事長の宮崎滋さんにも聞きました。ハーバード大学の論文は調査対象が13万人と多いので一定の信頼性があると考えられます。また、肥満治療の現場でもお菓子を果物に置き換えるだけで体重増加が抑制されるということを感じています。

食物繊維のおかげで低カロリーでも満腹感を得られる

でも、フルーツは体にいいけど糖分が多いとダメだと言われることもありますよね。果物はダイエットに効果的な理由を解説します。りんごとケーキ、同じ100キロカロリーあたりでも、りんごは179g、ケーキだと32gしか食べられません。これは食物繊維のおかげで低カロリーでもお腹いっぱいになります。満腹感を得ることができます。

ポリフェノールが脂肪細胞の燃焼を促す

また、りんごは腸についてからも仕事をしてくれます。お腹の周りの皮下脂肪、りんごの中のポリフェノールが脂肪細胞の近くに行くと燃焼を促してくれます。脂肪細胞は小さくなって体重増加を抑えてくれます。

エネルギー消費と摂取のバランスを取ることが重要

果物でもたくさん食べれば太ってしまいます。エネルギー消費と摂取のバランスを取ることが重要です。りんごは1日1個を目安に食べるのがおすすめです。糖尿病などの方は食べる量は医師と相談してください。これを食べれば痩せるという食べ物はないと考えた方がいいです。やっぱり現実は厳しいですね。

りんごやベリーなど果物を食べると、ポリフェノールが運動による脂肪燃焼を助ける働きがあって、食物繊維は低カロリーでも満腹感が得られるというメリットがあります。果物、りんごなら1日1個が目安です。果物には糖分も含まれているので、糖尿病の人は医師に相談してください。ポリフェノールも過剰摂取すると体に思わぬ影響があるかもしれないので、サプリではなく食べ物から摂取するのがおすすめです。運動などの生活習慣の改善にも取り組んでみてください。

以上が番組の内容です。

以下は当サイトでの裏付け調査です。

アフリカンマンゴーまたはブッシュマンゴーの「種」は食物繊維とポリフェノールが豊富

まず、食べると痩せる食べ物についてですが、こちらはアフリカンマンゴーまたはワイルドマンゴーブッシュマンゴーと呼ばれるマンゴーの「」が有力です。学名がイルビンジア・ガボネンシスと言い、日本では「アフリカンマンゴノキ」という名前の方が一般的です。この記事ではこのカメルーン発の食べると痩せる食べ物について解説します。

英語しかありませんが参考としてアフリカンマンゴーのウィキペディアはこちら

古くからカメルーンで薬草として使われてきた

もともと西アフリカの沿岸部に自生していましたが、古くからカメルーンで薬草として使われていました。最近でもアフリカンマンゴーの種が脂肪を燃やして血液の中の脂肪の値を減らすという研究報告があります。(ただし、体重減少効果はメタ解析の結果であり、実際の臨床研究では体重減少効果が無かったという報告もあります。)

実はマンゴーに似てジューシーで甘いフルーツ

植物学的な分類上はマンゴーではないのですが、実はマンゴーに似てジューシーで甘いフルーツとしてそのまま食べられていたり、ゼリーやジャムなどに加工されてきました。

食用のタンパク質が豊富な種ができるアフリカンマンゴー

今回注目の種については、普通のマンゴーの種は食べられませんが、このアフリカンマンゴーでは生で食べられる食用のタンパク質が豊富なディカナッツとも呼ばれる種ができるので、カメルーンでは料理にもよく使われているそうです。脂質が多いので食用油として殻を割って中を砕いてピーナッツバターのようにペースト状に加工したり、圧搾したりして使われていて、アフリカの内部では毎年、多量のアフリカンマンゴーの種が取引されているくらいです。

このアフリカンマンゴノキ、アフリカンマンゴーの種のエキスがアメリカや日本ではサプリとして販売されています。(下は1つ目がアメリカからの輸入もの、2つめは日本で販売されているサプリです。)

アメリカの人気テレビ番組でダイエットサプリとして紹介され話題になった

アフリカンマンゴーの種の抽出物を使ったサプリが売り切れに

アメリカでは知らない人はいないくらい有名なオプラ・ウィンフリーさんの番組やドクター・オズさんの番組などでおすすめとして紹介され、アフリカンマンゴーの種の抽出物を使ったサプリが売り切れになるほどだったそうです。2010年のことです。

以下の内容はこちらのURL(アフリカン・マンゴーは、私たちが待ち望んでいたダイエットに効く不思議な果物なの?)の英語の内容を要約したものです。

ドクターオズショーという番組の中で、ターニャ・エドワーズ医師が実際に試してみたそうです。このサプリを飲み始めて最初の1ヶ月で、普段の健康的な食事や運動習慣は変えずに体重が7パウンド(約3kg)も減ったということで、患者さんにもおすすめしたそうです。

このアフリカン・マンゴーのサプリはアメリカではかなり人気があり、5000円から6000円ぐらいで販売されています(1ドル150円で換算した場合)。

カメルーンの大学でアフリカン・マンゴーによる体重減少の研究がされていた

カメルーンの大学でも研究がされています。アフリカンマンゴーの種が体重の減少を引き起こして血液中の脂肪の水準を改善させるという発表です。

実験1

2005年の研究によると、28人のボランティアを調査しました。プラセボを摂取したグループとアフリカンマンゴーのサプリを摂取したグループの4週間の体重の変化を比較しました。1日3回食前にこのプラセボとアフリカンマンゴーサプリメントを摂取してもらったところ、アフリカンマンゴーのサプリメントを摂取したグループの体重が5.3%減りました。しかし、プラセボのグループは1.3%の減少にとどまりました。

また、アフリカンマンゴーを摂取したグループでは総コレステロールや悪玉LDLコレステロールが大幅に減った上に、善玉コレステロールが46.9%も増えたとのことです。

実験2

2009年にも同様の検査が行われ、アフリカンマンゴーの種のエキスを使って10週間で102人のボランティアに実施されました。

こちらの実験を行ったヘイルデン博士によると、治療したグループは体重が減って血中の脂肪の値が改善し、血圧が低下して、メタボリックシンドロームに関係する他の指標(レプチンの値など)が改善したと述べています。

アフリカン・マンゴーは食物繊維が豊富

アフリカンマンゴーは食用の果物で健康に良い種を持っていると考えられます。

理由としては他の水溶性食物繊維と同様に、アフリカンマンゴーの種の繊維が腸内で単純糖と結合して排出に運び出すことができます。それによって、血中コレステロールだけでなく他の血中の脂質を低下させることができると考えられます。食物繊維が非常に多いことが健康に良いと考えられます。

アフリカンマンゴーの種のダイエット効果に疑問を寄せる声もある

しかし、多くの果物が食物繊維を含んでいて、例えばリンゴやオレンジ、イチジクなどでも似たような血液中の脂肪をコントロールするような食物繊維が含まれていると指摘されています。

オンライン上にはアフリカンマンゴー種エキスのサプリで様々な口コミや体験談が掲載されています。たった2週間で22ポンド(約10kg)痩せたという体験談、ジーンズのサイズが2インチ減ったという口コミもあります。

しかし、このカメルーンの研究はサプリメーカーと関係しているのではないかと批判する人もいます。また、エドワーズ博士は患者さんにこのサプリを試してもらいましたが、結果は不十分で何人かは実際に体重を減らすことができましたが、それを使い続けてもそれ以上体重が減らなかった、思ったほど効果が出なかったと述べています。

また、副作用もある可能性があります。頭痛やお腹が張ったり、睡眠障害などがあります。また、妊娠中や授乳中の人などはサプリを控えた方がいいというのは他のサプリと同じです。

また、食物繊維が非常に多いことで、ミネラルやその他の栄養素の吸収が妨げられる可能性があります。また、腸の蠕動運動などに影響が与えられるかどうかはわからないと指摘する人もいます。

(下は1つ目がアメリカからの輸入もの、2つめは日本で販売されているサプリです。)

 

 

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